電話でのご予約

0596-26-0888

コラム

2024.04.12

あいうべ体操で歯ならびきれい!?

突然ですが、みなさんは普段、鼻呼吸できていますか?

自分では鼻呼吸できていると思っている人でも実は口が半開きになっている人がいます。
このような隠れ口呼吸も含めると日本人の9割もの人が口呼吸と言われています。

口呼吸は病気を招くと言われ、口呼吸に関係する病気や症状はこんなにもあるのです。

  • アレルギー性疾患(アトピー、気管支喘息、花粉症、鼻炎)
  • 膠原病(関節リウマチ)
  • うつ病、パニック障害
  • 全身倦怠
  • 腸疾患(胃炎・潰瘍性大腸炎・痔・便秘)
  • 虫歯・歯周病・歯列不正・口臭
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 高血圧
  • かぜやインフルエンザ
  • 体の冷え、腰痛、肩こり
  • 学力・運動機能の低下     など、、、 

そこであいうべ体操です!!

あいうべ体操とは内科医の今井一彰先生が考案された簡単な口の体操で、この体操を行うことで自然と口呼吸を鼻呼吸に治すことができ、これらの症状の改善が期待できるといわれています。

当院の患者様は歯ならびに問題を抱えて来院される方がほとんどで、その多くの方が口呼吸をしています。
ではなぜ口呼吸をしていると歯ならびに影響が出るのでしょう?

口呼吸をしている時、舌の位置は下がっています。舌は本来、上あごに付いていないといけないのですが、この間違った舌の動きにより歯ならびに影響が出るのです。
また、口呼吸の人は口周りの筋肉の力が弱い傾向にあります。
そのため口を閉じる事ができず歯ならびに影響を及ぼします。

あいうべ体操を行うと舌筋・口輪筋が鍛えられ、毎日続けることにより自然と鼻呼吸ができるようになります。
また、舌や唇が正しく機能するようになり歯ならびへの影響をなくすことができます。
矯正治療をしても、口呼吸のままだと舌や唇の影響を受け、再び歯ならびが乱れることもあります。

このように、呼吸の仕方と歯ならびは一見関係のないように見えて実はとても密接に関係しているのです。

普段から鼻呼吸することを習慣づけることが、歯ならびを良くする為の重要な条件になります。

  

 

やり方

①「あー」と喉の奥が見えるくらい口を大きく開く(1秒)
②「いー」と前歯が見えるくらい口を思い切り横に広げる(1秒)
③「うー」と唇を前に突き出す(1秒)
④「べー」と舌をあごの先まで伸ばすように出す(1秒)

①~④を1セットとして1日30セットを目標に毎日続けましょう
30回は朝晩15回ずつ、朝昼晩10回ずつなど分けてもOK
声は出さなくてもOK

*ポイント*

大げさなくらい大きく口を動かす
①~④を4秒くらいかけてゆっくりゆっくり行う

*お子さんにおすすめの方法*

あいうべをきらきら星のうたのリズムに合わせて行ってみましょう

3回歌えば30回したことと同じになるので、みんなで歌って楽しくあいうべ体操をしましょう!

まずは30日間続けてみましょう!!
なんらかの効果を実感できるはずです!


さらに効果を発揮するために、、、

普段は鼻呼吸できている人でも就寝時は口呼吸になりがちです。朝起きた時にのどが渇いていたり
ヒリヒリしている人は間違いなく口呼吸になっているはずです。

そこで、就寝時に口にテープを貼って寝ましょう。【口テープのページはこちら
薬局などで売られている医療用テープを5センチほどに切り、唇の中央に縦に貼るだけでOKです。

目覚めた時にテープがついていればOK!はがれてしまっていたら、寝ている間、口呼吸になっていたという事です。
はがれていたらテープの長さを長くしたり、本数を増やしてみるとはがれにくくなります。

当院では患者様全員にあいうべ体操&口テープを行っていただいています!!
歯ならびでお悩みの方、ぜひ今日から始めてみて下さい!

参考文献:マキノ出版ムック『自律神経を整えて病気を治す!口の体操「あいうべ」』
みらいクリニック院長:今井一彰先生

top

初診相談の予約
MAILでのお問合わせ